2003年10月1日(Wed)

無精ひげをのばしていたら、ひげおやじ Billy とひげの話になった。「帰るときにはやしていたら、奥さんびっくりするかもね...」って言われたけど、俺は日本にいるときもしょっちゅう不精ひげのばしているから妻もびっくりしないだろう...でも、成田の入国(帰国)のときに怪しまれて時間が掛かるのは嫌だから多分綺麗にして帰るんだろうな。
Billyは口ひげと顎ひげを綺麗に整えて蓄えている。頬はどうしているのかと聞いたら毎日剃っているらしい。土日は剃らないらしいが、彼の奥さんは嫌うらしい。どこの国の奥さんも似たようなものだ。

今日昼飯のときにいっしょになった女性(名前を忘れてしまった...とっても失礼なことらしいが、聞きなれない英語の名前だからメモしないと忘れてしまうよ)が、ミドルネームは Tanaka っていうんだと言っていた。その時、Tanakaってcommonなのかなどとアメリカ人同士の会話になって、like Smithとか言っていたように思う。そうか、Smithって人はいっぱいいるのか。まだ会ったことないけど。確かに教科書には良く出てきたな。

しかし、彼ら同士の会話は20%も聞き取れていないな。ついつい沈黙してしまっている。彼らが爆笑するときでも俺一人黙って聞いているだけ...なんか虚しい。まぁ、じきに聞き取れるようになるんだろう。

そう言えば、部屋を掃除してもらうたびに無くなっていった使用済みの食器たち、部屋の中にあった。システムキッチンに食洗機が組み込まれているんだが、その中にごっそりと溜まっていた。あぁ、そうだった。(なくなってるよなんてフロントまで言いにいって補給してもらったのに、恥ずかしい。っつうか、食洗機の中を見てみましたか、とか何とか言えよ。)


2003年10月2日(Thu)

チームにBillは3人いる。Brownさん、Boydさん、Wellerさんだ。BillってのはWilliamの愛称だが、こういう全然違う愛称はなんとなくかっこよく感じる。そういや、こないだのアメリカ大統領もビル・クリキントンとか言ったな...

今日は会社のガーデンで昼食の時間に Chiliコンテストなるものがおこなわれていた。10チームくらいがChiliを使った料理と表現をコンテストしていたものだ。趣向を変えて年に3回くらい同様の催しがあるらしい。
Boydさんに誘われて、今日の昼食はそこで取った。Boydさんは何かと気にかけてくれて、とてもありがたい。彼は彼で、今回のプロジェクトを通して少し日本語を勉強してみようかと意気込んでいる。少しでもお手伝いと思い、とっかかりとして、五十音表と挨拶のフレーズを書いたものをあげた。

あらためて五十音表を眺め、それを説明しようとすると、おかしいことに気がつく。
例えば、「さしすせそ」だ。SとA,I,U,E,Oの組み合わせなんだよね...とはなっていない。「し」は si ではなく、shi だ。「たちつてと」の「ち」(=chi)と「つ」(=tsu)にも同じことが言える。縦に同じ子音を持つものが並んでいるはずが、並んでいないのだから。
却って Boydさんを困惑させてしまったかも知れない。

「おはよう」を、ohayouと書いて渡した。彼に喋ってみせると、すかさず「最後のuは発音しないのか」との質問。同様に、ohayou-gozaimasuを喋ってみせると、「やっぱり最後のuは聞こえない」と言う。
確かに、発音していないことに、生まれて始めて気がついた。
書いてある通りに発音しろ、と言った手前、俺自身が戸惑った。難しいね日本語のアルファベット表記も。こうなったら発音記号(phonetic symbol)で書くしかないのかな...って、彼らは発音記号を読めるんだろうか...

そうそう、今日のガーデンには殆どの社員が出向いて来ていたはずだが、やっぱり若者はいないぜ、ここには。男性はときどき見かけるが、若い女性は殆ど見かけない...


2003年10月3日(Fri)

タバコの値段は店によってちがうんだなぁ。このまえ41ドルだったものが、WAL MARTでは34ドル。7ドルも違うじゃないか。1カートンで800円も違えば違い過ぎだ。日本と違ってタバコの値段も店が決めているのか。もっと安いところがあるんだろうか? Billyに今度聞いてみよう。

ところで、WAL MARTでT/C(Traveller's Check)で払おうとしたら、使えないと言う。100ドルの額面だったが、80ドル以上の買い物のときだけ使わしてやるとほざきやがった。世界に名高いWAL MARTがそんな事でいいのか...まぁ、キャッシュの持ち合わせもあったからその場はキャッシュで払ったが...

こっちに来て、喫煙部屋のリクエストをしておいたにも拘わらず、期せずしてホテルが全室禁煙だったのもあって、タバコは少し減っている。室外に出るのはやはりめんどくさいからな。せっかくアメリカにいるんだから禁煙してもいいかななんて思っもみたものの、会社では絶対禁煙できないな。倉庫みたいな部屋の片隅の窓のないところにとてもとてもず~っとはいられない。タバコでも吸いに出ないと...
来週には、もう一人誰かやってくるし、倉庫の部分はマシン評価室に変貌するらしいが。

そうそう、今日は金曜日、極端に人が少なかったので、会社のカレンダを見てみた。あーそうか、9/80勤務者の休みの金曜日だったか。一日9時間働いて9日間で10日分の勤務をして二週間に一度金曜日も休める勤務形態があるらしい。相当いいね。ちなみに9/81ではなくて9/80ということは9日のうち1日は8時間勤務でいいってことだな。

これを書いておかなければ...
多分初めての経験だと思う...今日は一日中曇っていた。70度Fあったのかな? 一日肌寒かった。


2003年10月4日(Sat)

朝ホテルのコインランドリーで洗濯。乾燥機に入れて、その間結構時間がかかるもんだから風呂に入っていたら、取りにいったとき乾燥機の上に出されていた。籠かなにかがあればいいんだけどな。
そういや、学生の頃も東京でコインランドリー使っていたけど、どうしていたっけか? 思い出せないな。
いま日本のコインランドリーはどうなってるか知らないが、こっちのはちょっと古くさい。25セント硬貨を4つ溝のついたトレイみたいなのに並べて、ガチャンと押し込む。乾燥機は3つだ。値段は安いんじゃないかな。

今日は初日にいったNewport Beachに、一人で行ってみた。パーキングメータの駐車場にとめたが、この前と同じ場所が空いていた。良くみると30分限定となっている。あーそうか、だからこの前も空いていたのね。ここでも25セント硬貨を2枚、25セント硬貨はいろんなところで必要だなぁ。とは言っても、ちょっとフラフラしていたらさすがにここには両替機が置いてあったね。

帰りは、例のCosta Mesaの日本食マーケットへいって、来週分までの夕食を仕入れてきた。入り口にあった鳥取産20世紀なしが妙に食いたくなったので、3ドルしたが1個だけ買って帰ってきた。さっそく食おうとしたら隠れていた半分が腐っているではないか。ショック。半分捨てて残り半分は食った。おいしいね。

そうだ。朝、飯食って戻ってきたら、扉に貼っておいたはずの "No Service Please" のマグネットシートが無くなっている。おっかしいなぁと思いながらも、代わりに "Do Not Disturb" のシートを貼っておいた。
しかし、また外に出て扉を見ると、無くなっている... あれぇ、足元の隅に2つのシートを見つけて、"No Service Please" を貼っておいた。
しばらくすると、またもや無くなっている。こんどは足元にも見当たらない。ど~も隣の部屋のガキがいたずらをしていたようだ。
仕方ないので、残っている "Do Not Disturb" のシートを扉の上の方に貼ってある。
次になくなるようなことがあったら、フロントに苦情を言いにいこうと思う。


2003年10月5日(Sun)

Los Angelesに何回も来ていながら、Hollywoodの看板を未だ見に行ったことがなかったので、見にいってきた。Hollywoodに行く前に、Fullertonから(かなり)北のほうにAzusaという街があるのを地図で見つけたので、そっちを経由していった。AzusAといえば、日本にある川の名前、NECが世界に先駆けて開発したItanium搭載サーバの名前でもある。(Itaniumは米国Intel社の登録商標であることに注意) 俺はこの名前に思い入れがある。

Los Angelesの中心部で道に迷ってしまった。Freewayを渡りあるいてHollywoodに抜けるつもりが、分岐・合流の繰り返しの中、誤って別のルートに入ってしまったため途中で下道に出た。道脇に停車して持参している詳細地図と通りの名前から現在地を予想し、次の通りを探すなど結構スリリングだったな。

それでも、なんとなく方向があってそうだからって、通りの名前が違ってもそのまま走っていたら、通りの名前もHollywood Boulevardに変わって、結果オーライだったりした。さらに後で地図をよ~く見たら Little Tokyoの一画も走っていたことにも気がついた。そうと判っていたら、うろうろしてきたのに。
途中、例のHOLLYWOODの看板が見えていたが、Hollywoodの街に近づいたところで見失ってしまった。それでも、Griffith parkという公園(山?)に車を走らせ、高台に駐車したときに、ちょうど背後に見えていることに気づいて、写真を撮ってきた。
駐車場もちょうど空きが出たタイミングだったし、いろいろとラッキーな日だったんだな、今日は。

ちょっと先に、Beverly Hillsがあるので、そこも見てこよう(通ってこよう)と思っていたが、すっかり頭から消えていた。帰り道の心配で頭がいっぱいだったのかも知れない。
帰りは分岐を間違えることなく計画したルートでFreewayを渡りあるいたが、いかんせん、渋滞。全く止まってしまうわけではないので、却って辛かったね。
結局、今日一日で、というか3時間位で100マイルドライブしたことになる。

話は変わって、ホテルのプール。四角いプールの横に丸いジャグジーがあるんだが、実はそこは温水(Hot SPA)だった。熱い風呂につかりたいなぁって思っていたが、そこを使えばいいじゃん。次回は海パン忘れないようにしよう。バスタブだとお湯を溜めたところで、どっぷりとつかれないのが辛くて辛くて...身体を洗う前に流さなきゃいけないから、その後もつかれないし...


2003年10月6日(Mon)

朝会社にいったときは大丈夫だったのだが、11頃タバコを吸いに外に出て戻ってみると、部屋に入れない。バッジをカードリーダに通してドアの鍵を開けるようになっていて(まあ、よくあるヤツですな)、カードリーダが "ACCESS DENIED"と表示している...おっかしいな、さっきまで入れていたのに...

Mikeのところに行って、Mikeのバッジも試してもらったがMikeのも拒否された。「んなバカな」ってことでいろいろ調査してもらって、12時頃もう一度試して見たら、入れた。なにやらセキュリティ設定の設定間違いが起きたらしいね。別に急ぎの仕事を抱えていたわけでもないので、慌てることもなかった。

明日はカリフォルニア州知事のリコール投票と、もしリコール成立した場合の次の州知事選挙だ。多分、シュワルツネッガーが州知事になるんだろうな。
大統領選挙が11月の第一火曜に行われ、Big Tuesdayと呼ばれていることは日本でも良く知られたことだが、アメリカの選挙は必ず火曜だとBillが言っていた。それも月の第一火曜だとか。
ところで、リコールが成立しなかったら、選挙自体評価されることがないのに、同時に選挙することは普通なんだろうか。候補者たちはすごいお金を使ってるぜ。もちろん、「リコールには NO と投票しましょう」とキャンペーンはってる現州知事陣営も。

ちなみに、会社の連中に聞いてみたが、会社に来る前か会社から帰るときに投票しにいくらしいね。日本で平日に選挙したら、投票率はますます下がりそう...


2003年10月7日(Tue)

今週また新たなメンツがチームに加わった。Wendyさん。歳なんか聞かない(聞けない)けど、30歳くらいかな。
last nameは、中国系か韓国系か良く解らないけど、Asianの顔をしている...って、Asianの顔をしている人はゴロゴロいるけどね。last nameが大坪さんだったり菅野さんだったりする人が日本語を喋れないのも当たり前だったりする。

昨日、マシンのセットアップをしてくれたPeterが言っていたけど、「英語はむずかしい」ってさ。彼は、CubaのHavanaに14歳まで育ち、その後Spainに渡り、現在はUSAにいるわけで、Spanishに比べると難しく感じるんだろうか?
俺はSpanishは知らないけど、Frenchを習ったときは、英語のほうが簡単に思えたけどな... 語順が似たSpanish使いが英語は難しいというんだから、語順がまったく異なる日本語使いにとって英語が難しいのは当たり前かも知れない。もちろん、彼らが口を揃えていう難しい理由は、英語はつづりと発音が異なるという点らしいんだけど...

ところで、昼食のときにnicknameの話題でしばらく盛り上がった。こっちでは、俺はToshiakiじゃちょっと長いから、Toshiと呼んでくれって言っているわけだが、日本ではどう呼ばれているのかと聞かれた。まぁ、日本ではfirst nameを短縮したりするケースとlast nameを短縮したりするケースと半々で、Toshiと呼ばれたことはないんだけどとことわった上で、「玉さん」が多いかな、と答えておいた。
明日からは、Tama-sanって呼ばれるかな?
そうそう、ちょっと日本を知ってるアメリカ人なら、Mr. Hogehogeと言う代わりに、Hogehoge-sanって言うよ。Emailとかでもそうだ。ちょっと丁寧になると、Mr. Hogehoge-sanとか言ったりする。(笑)

また一つ単語を覚えた。Norway人は、Norwegianって言うのか...ミニミニ英会話にも載せてるけど、一度辞書に載ってる限りの国の一覧でも作って暗記してみようかな...


2003年10月8日(Wed)

今日で4週間弱の滞在は終了。最終日だというのに、めいっぱい頑張ったね。疲れた...

MikeがBillと一緒にlunchに連れ出してくれた。すぐそこだからって言ってたわりにはちょっと時間が掛かったな。まぁ、自動車社会だからね。
すし屋だった。あー、久しぶりに味噌汁と生の魚を口にした。うまかったなぁ。

Fullertonを離れるのはほんの暫くだし、何人かは東京で来週会うことになるんだが、一応、今回の滞在のお礼とお別れの挨拶をして回った。そういえば、Annetteのところへ行ってくるの忘れたなぁ。I miss you.などと真摯な顔して言って、ジョークをかましてやるつもりでいたのに...

一通り荷造りも終えたし、あとは寝るだけ。そういえば、念のために持参したスーツは一度も着る機会はなかった...次回からは持ってくるのよそうかな。

いずれにしても、妻と子供に会うのが楽しみだ。大也は1ヶ月でまた成長しているかな? 子供の成長は目を見張るものがある。


2003年10月9日(Thu)~

Fullertonに居ないので、Fullerton日記はお休みです。
次回は10月20日から再開の予定です。


2003年10月20日(Mon)

いつものように、妻に小松空港まで送ってもらった。今回は月曜なので大也は保育園。朝のうちにしばしの別れの挨拶はすました。

NRT発LAX行の飛行機は、事前座席予約をしておいたが、機材の変更があったのだろうか? 一番後ろの2人掛けの通路側のつもりでいたのに、乗ってみたら中途半端な位置で、かつ後方だったこともあって団体ツアーの中に紛れ込んでいた。あ~、チェックインのときに確認して変更するんだった...
さらに今日はジェット気流が相当強かったのか、一時間も早めて到着。離陸から着陸まで8時間30分くらいであった。2時間くらいの睡眠がちょうど取れる...って言ってるのは、俺は眠れたとしても大抵2時間くらいしか眠れないから。

空港のすぐそばからホテルまでって、Imperial highwayって名の幹線道路1本なんだけど、いつもFreewayを使って遠回りしながらも、時間節約していた。今回は一人ってこともあって、その1本道でどれくらい時間がかかるものか試したくなった。1時間10分くらいだったね。距離は32マイル。LAXからそんなに離れているんだ...もっと近いイメージでいたけどな。

今日は暑かった。レンタカー屋のねぇちゃんが「今日は90度越えてるかもね」なんていってたけど、うん、多分超えていたんじゃねえかな。Tシャツと短パンでまたもやビーチに行ってきた。先月より水着姿が多かったような気がする。
ビーチは綺麗に掃除しているんだろうか? 打ち上げられたものとかも無いんだよね。そんでもって、名前なんか知らないけど、鳥が人のすぐ横で戯れていたりして。まさに「ビーチ」って感じがした。

さて、時差ボケもどうせあるだろうから、早めに床に就いて、寝れるときに寝れるだけ寝ておこう。


2003年10月21日(Tue)

あっちぃ~よ。今日も90度超えてたんじゃねえか。
前回は寒かったので、今回は半袖シャツを持ってきていない。全部長袖だ。もちろんTシャツと短パンは持ってきてるけど、いくらカジュアルが普通の会社でも、ビジネスカジュアルにはそれらは含まれていないよ。まぁ、例のごとく、会社の屋内は冷房ガンガンなんだけどさ。

おりしも火曜はチームミーティングの日。Long time no see.ならぬ Short time no see. (って言ったりしないけど)の挨拶をしたが、先週東京に来ていたHughは欠席だったな。骨休めでもしてたんだろうか?
まっ、いずれにしてもまたみんなと仲良くやっていけそうだ。

そうそう、前回会社で使えなかったノートパソコンの内蔵LANコネクタ、実は日本では使えた。でも、こっちに来たらやっぱり使えない...なんでだろう。俺の知識からでは、この使えない理由が解らないなぁ。加えて、前回USAで買ったUSB-LANコネクタは、日本にいるうちに(つまり、クリアインストールが必要になっても、できるうちに)Windows2000用のデバイスドライバを無理やりインストールして使えるようになっていたので、今日試してみた。さすがにこちらはリンクアップして使えたよ...ますます内蔵LANがリンクアップしない理由が不可解だ。そろそろ、電気的な仕組みを勉強して検証してみるかな...

夜、ホテルから日本へFAXを送ったのだが、フロントのねぇちゃん、しっかりしてくれよ。(プンプン)
何か携帯持って(多分友達と)大声で喋りっぱなしだし、やっぱり国際電話の掛け方知らねえし。だいたい、ホテルの電話機に 9+011+CountryCode...って書いてあるのに、001を頭につけやがって。そんでもって、携帯に忙しいもんだから、ほったらかしで、結果のプリントアウトされたヤツだけ見て、「電話番号間違ってるんじゃないのかしら? Busyになってるもんね。」とほざきやがった。俺の耳には、かすかに「wrong number」って接続不可の自動応答メッセージが聞こえていたって。
しょうがないから、「001の部分は間違いじゃないの、だって、部屋の電話のガイドには国際電話は011を付けることになってるみたいだけど」と言ったら、「そうね。じゃあ、011を試してみるわ。」とか言って、相変わらず携帯に忙しい。
そんで、掛かったから良かったようなものの、へたしたら送れないで終わってるじゃん。

もう23時だけど、眠くなってこないなぁ。時差ボケかな。昨日はよ~く眠れたんだけどな。


2003年10月22日(Wed)

俺が言った Thank you very much. のお返しに、B.Brownさんがね、ときどき You are welcome very much. なんていうもんだから、不思議に思って訊いてみた。それは(You are welcome に very much をつけることは) 良く使われる正しい英語なのか、ってね。
B.Brownオリジナルであって、普通の人は言わないそうだ。かといって、片言英語のおいらをからかっているわけでもなく、周りの人たちに対しても使うそうだ。おいらがそのニュアンスを理解できるようになるのはきっと遠い先のような気がする...

昼休みに、ミドルネームの話になって知ったんだけど、俺の知識は若干まちがっていたようだ。この話題はミニミニ英会話のほうに載せておこう。

今週末か来週頭に、チームごと部屋を移動することになったらしい。Mikeが行き先を案内してくれたが、立派な建物に思えたのに「トレイラ」と言っているように聞こえたので、聞きただしてみた。確かにtrailerと言っていた。まあ、日本語で言うところのバラック(って日本語じゃないじゃん)っていうニュアンスかな。立派な建物に思えたけど、実際に引いて移動できるようになっているものなんだろう...そうじゃなきゃ、trailerなんて呼ぶわきゃねえし。

首筋から肩にかけて妙にこっている...夕方からは楽だが、朝からずぅ~っと痛くて、まるで寝違えたように首を動かすことができなかった。バンテリンでもたっぷり塗って寝るかな。


2003年10月23日(Thu)

ホテルの HOT SPA を試してみた。ちょっとぬるい感じもするし、水着をつけてだから今ひとつの感はあるけど、どっぷりとお湯につかれるのはやっぱりいいねぇ...
暗い屋外のプールの横で、エッチホテルのお風呂みたいに中から照らされながら、浸かっておりましたわ。まぁまぁ身体もあったまって、肩こりも楽になるかな...

昼飯は B.Boydさんに誘われて、近くのマーケットプレイスの案内を兼ねて、外でとってきた。おいらのバッジでは裏門のセキュリティゲートを通ることができなくて、ちょっとめんどくさいんだよね。
それはともかく、メキシカンのファーストフードに行ってみたんだけど、何がどんな代物なのかさっぱりわかんねぇ。B.Boydさんに聞きながら、最終的にはオーダーもしてもらって、お金だけ払った...情けない。
味は旨かったよ。チキンのすり身と野菜を混ぜたものをコロモで巻いた感じの食い物だった。

夕方、机の電話が鳴った。でたんだけど、最初、日本から誰か掛けてきてふざけて英語で話しているのかと勘違いしていたが、J.Man君(萬君)だった。明日の昼食に誘われた。Chineseまでは解ったが、細かいところが解らなかった。けれど、せっかく誘ってくれたんだから、断るなんてもってのほか。彼と出かけてみようと思う。

ところで、この2、3日とても気になることがある。パソコンがときたま、ときにはしばしば、何やら変な音を発している。モデムのスピーカのような気もするし、内臓スピーカのような気もする。ウイルス検出ソフトには引っかからない、新手のウイルスに感染して、そのウイルスが電話でも掛けようとしているのかしら?
そろそろ、クリアインストールの季節かもしれない...ソフトのインストールとアンインストールの繰り返しでかなり設定も汚くなってきているし...
思い切って、今度日本にいる間にやっておくかな。


2003年10月24日(Fri)

超ショック...
日本から持ち込んでいつも使っていたノートパソコンが故障してしまいました。

会社のパソコンからはuploadできないので、本日分は妻にメールで送って日本でuploadしてもらいます。
当面の間、日記の更新とミニミニ英会話の更新をお休みします。


2003年10月24日(Fri)その後

山火事が起きているそうだ。40kmくらい離れたところらしいが、朝、くるまにはかなりの灰がついていた。

パソコンが故障して、何より痛いのは、ホテルでワープロを使う仕事を持ってきていたのだが、そのワープロを使えないことだ。書きかけていた文書ファイルも吹っ飛んだ。
やっぱり、バックアップは毎日しておかないとだめだね。ここ10日分のデータが消えてなくなった。って言うかDISKが死んだんならだけどね。あ~、DISKだけでも生きていてくれないかなぁ...


2003年10月25日(Sat)

今日は曇り、じゃなくて、けむり。Billyは40kmくらい離れたところと言っていたけど、40miles以上離れた所での山火事だった。朝、外に出てみると東側の空が曇っている感じがして、おかしいなあと思っていた。昼過ぎにfreewayドライブでもしようと思ってなんとなく北東の方向へ行ってみたら、雲行きがどんどん怪しくなる。雲の色も何だか変だ。
予定していた最終目的地付近になったころ、確信したね。こりゃあ雲ではなくて煙なんだと。freewayからでも山が燃えているところが確認できた。映画やテレビで見たことのあるようなヘリを使った消火活動が行われているのもうかがえた。とんでもない方角を選んでしまったなぁと思う反面、初めて見る光景にドキドキした。

この時期は特に乾燥して、fireシーズンなんだそうだ。あんな山火事、ちょっとやそっとじゃ消せないぜ。ホテルに止めた車も灰をかぶっている。風も出てきていて、ちょっぴり不安だ。

今回の滞在では、ホテルでやることもたくさんあって、忙しい。ちょっとしたレポートを作成中なんだが、パソコンが故障したのは何とも痛い。
レポート用紙を買ってきて、鉛筆で下書きしている。会社に出たとき、ワープロで清書して、持参しているUSBキーメモリで持ち帰ろうと思っている。当然、メールでも日本のメールアカウントに送っておこうと思っている。キーメモリが破損する可能性もあるからね。


2003年10月26日(Sun)

夏時間(daylight saving time)が終わった。TV(CNN)によると Eastern Timeが 2:59 から 3:00 になるところで、2:00に戻った。CT, MT, PTと順次 3:00になるところで 2:00になるもんだと理解していたが、実際には、一斉に、1:00, 12:00, 11:00に戻った。なるほどとも思ったが、これを月曜に会社の人に話したら、officialには、もともとの理解が正しいようである。CNNのソフトウェアがそうなっているだけでは、とのコメントを得ている。

山火事はいっこうに鎮火する気配がない。この10~15年で最悪の火事だと言っている。風も強く、ホテルのプールなんかにも灰が舞い降りてきて、とても入れる状態ではない。なんか飛び火してくるんじゃないかと不安でいっぱいだ。いつでも持ち出せるように荷物はまとめておいたほうが良いかも知れない。

クレジットカードを使った日本への国際通話を試してみた。アメリカに用意されたアクセス番号(ここへは無料通話)にTELして、音声案内(日本語と英語の両方)に従って、カード番号、暗証番号、日本の電話番号を順次プッシュしていくだけで、簡単に繋がった。これも便利だね。
何で試みたかというと...
第一にパソコンが故障したから。
第二にホテルの国際通話チャージがべらぼうに高いから。(前回の訪問のときの会社への電話代、7分で50ドル近くとられた)
第三にホテルの領収書に社用の科目と私用の科目が入り乱れると、会社で清算するときにめんどくさいから。
困ったのは、アクセス番号をどうやって調べようかというところ。日本からカードの案内書(紙)は持ってきていたが、肝心のアクセス番号は各電話会社で調べろと書いてある。ホテルのフロント脇に無料のインタネット端末がおいてあったのを思い出した。そこで、日本テレコムのホームページを検索して、手に入れた。
検索エンジン(googleなど)を使っても、一筋縄ではないぞ。なんたって、こっちのパソコンは普通の設定では、IEなどブラウザは日本語表示できても、日本語を入力することができない。結局、"Japan" "telecom"で検索した。

WEBメールも読めるんだが、同様に日本語を入力できないため、読むだけにした。英語がローマ字だけのメール貰っても、迷惑でしょ。
一方、会社のパソコンは日本語も使えるように設定した。このパソコンでは、キーボードがUSキーボードとなっていて若干使い勝手が違う以外は、日本語を入力できる。但し、対応していないnotepad(メモ帳)などのソフトウェアでは化け化けであるが。


2003年10月27日(Mon)

Shawnがチームに仲間入り。先月日本語の面接をした、日本語を話せるエンジニアだ。正式に会社に雇われた。奥さんが日本人で東京に3年間住んでいたことがあるらしい。ワーキングルームはじきに引越しするんだけど、倉庫の片隅の寂しい部屋も2人になった。

Nickが夕方自宅に招いてくれた。Nickのお嬢さんは20歳の双子だということを、今日彼の部屋の写真立てで知った。お会いできるかと思っていたが、お会いできたのは奥さんだけだった。3人でクッキーでお茶しながら歓談したんだけど、奥さんはかなり気を使ってくれていたんだと思う。彼女の話す英語は俺にとっては適度のスピードで、ほとんど理解できたもんな。そももそ、女性の声のほうが高くてクリアな分、わかり易いのも事実なんだけどね。
歓談の後は、Nick自身のお待ちかね、彼のgunコレクションの披露だった。家族からは toy と言われているらしい。壁の中の金庫を開けると、あるわあるわ、ライフルが5丁、ピストルはゆうに30丁は超えていたね。一応彼が銃の中に銃弾が残っていないことを1丁1丁確認してから、手に持たせてくれた。
初めて本物の銃を手にしたけど、思った以上に重いものだね。特にダーティハリーが使っていたものと似たようなモデルは、とてもとても片手で持って標的を定めて撃てるような代物じゃなかったよ。
最後は、テーブルに並べて記念撮影。いつもはおうちで出来ないんだろうな。toyと言われて呆れられているもんだから。
次回は、実際に撃てる場所に一緒につれていってくれるらしい。それも楽しみだ。


2003年10月28日(Tue)

日本語と英語の違いをアメリカ人に説明するのは、とても難しい。そもそも、俺が品詞の英語での表現を正確に知らないから。さらに、携帯している電子辞書で調べて英語が判ったとしても、ほとんどのアメリカ人も知らないんだよね。アメリカの学校では、英文法を勉強しないのかね。
今日は、動詞の変化についてちょっと話してみた。俺たち日本人が例えばseeの変化を、see-saw-seenなんて覚えたっていったところで、キョトンとしている。ましてや、「動詞全体から見れば、ほとんどが規則動詞で、不規則動詞はほんの一部なんだよね。ただ、普段良く使われる動詞ほど不規則動詞なんだけど...」と言ったところで、彼らは自然に使っているわけだし。多分、規則動詞とか不規則動詞といった分類自体を知らないものと思う。

良かったよ。俺は日本に生まれて、世界で多分一番難しい言語の日本語を操ることが出来る一方で、英語も学び、使う機会に恵まれている。幸せだなぁ...と思うね。

ところで、先日 Chinese Americanたちと中華料理を食べにいったとき、お店の伝票に漢字が書いてあった。値段の違う皿ごとに欄が分かれていて、A,B,C,Dのランクを表すアルファベットの横に、小,中,大,特と書いてあったんだよ。俺が「意味判るよ」と言ったら、ちょっとした驚きがあったようだね。
中国語って形は若干異なるけど漢字が使われる分、勉強しやすいのかな。高校では漢文をならったし、書いてあるものを読む分には判りやすそうな気がする。中国語として学んだ経験はないけど、思い切って中国語も勉強してみようかな... 確か、妻が大学で中国語を習ったはずなんだけど、彼女に教えてもらおう。


2003年10月29日(Wed)

チームが移動(俺はおいてけぼり)したら、チーム員に会いにいくためにエスコートが必要になってしまった。移動先が、おいらにエスコートなしで動き回れるように許可されたエリアの外になったからだ。
どこの会社でも役割分担があって、このセキュリティに関することは開発部門とは別の部門になっていて、開発部門のマネージャでもすぐには何ともし難いらしい。まぁ、しばらくは不便だけど、我慢するか。

夏時間が終了してからというもの、あたりまえだけど、帰るころは真っ暗だね。だいぶん右側通行にも慣れたというものの、夜の運転はいつも通っている道だけど、また違った感じがする。交差点を行き過ぎちゃったりして。いずれにしても、安全運転、安全運転。

なんか、山火事もあっちこっちで起きてるみたいで...
自然発火するのかと聞いてみたんだけど、そうではないらしい。火の不始末らしいね。こわい、こわい。
そろそろ鎮火してくれないと、来週日本に戻る飛行機が遅れたりしたら、やだね。遅れるのは許せるかも知れないけど、欠航になったりしたら最悪だ。LAXで夜を明かすなんてまっぴらだし、そんときはANAにホテル代出させることはできるのかなぁ...


2003年10月30日(Thu)

はっ、はっ、初めて雨が...今日は雲の色がこっちでは初めてみる灰色をしていたので、もしかしたらって思っていたら、雨が降った。でも降ったのは朝の通勤途中の10分間くらいのもんで、その後は振らなかったんだけど。ちょっと感動だったね。
朝だったから、学校へ通う子供たちが歩道を歩いていたんだけど、誰もカサをさしていなかったな。もしかしたらカサなんか持っていないのかも。おうちにも。そう言う俺だって、毎回日本からおりたたみカサを持ってきているが、スーツケースの中から取り出したことすらない。

空気も澄んでいる。そんなに遠くない山がクリアに見える。いかにいままで乾いて汚い空気を吸っていたのかを知った。ホテルのプールも掃除されて綺麗になったので、二回目のHOT SPA。前回はジャグジーのスイッチがどこにあるのか判らなくて、し~んと入っていたのであるが、今回はフロントのおねぇちゃんに教えてもらった。脇の茂みの中にちょこんと隠れてあったね。

そう言えば、「ジャクジー」って英語なんだろうか? 今、辞書で調べようとするんだが、見つけられない。フロントのおねぇちゃんは "jet"って言っていたしな。
こういう一見英語っぽいんだけど、通じない場合が困るね。昨日は、「ニュアンス」が通じなくて困った。Billyがfancyって単語を知っているかと言った時、「正確には知らないけどニュアンスはね」って答えたのだが、通じなかった。こっちは、辞書引くと載っているね。 nuance、フランス語からの外来英語みたいだね。きっと、俺の発音が悪かったんだろう。確かに「ヌーアーンス」なんて発音しなかったが...


2003年10月31日(Fri)

今日は Halloween。とは言っても、俺には何の関係もないけどね。ホテル住まいだから近所の子供たちがドアを叩いて、"Trick or treat!"なんて言ってくることもないし、会社や学校だって普段通りだしね。ただ、通勤途中で見かけた小学生は不思議な格好をして学校へ向かっていたな。

ついこの前まで暑かったのが、寒くなってきた。ホテルの部屋のエアコンのスイッチも切ったし、夜タバコを吸うために部屋の外へ出るのがきつくなってきた。そんでも、上着を羽織ってでも外へ出て吸っているんだけどね。